2010 インドネシア バリ島 バイク一周の旅
赤道直下にあり世界で最も多くの島を有するASEANの中核インドネシアは、世界で4位の人口を持つ味だの大国である。さらにこれから最も注目されるイスラム教の世界一の大国でありそういう面でも、世界で最も注目される国の一つである。インドネシアはイスラム教を国教とした憲法を持ち、国民に一神教を義務づけている。ところがその中に特異な島がある。それがバリ島である。バリは、典型的な多神教であるヒンドゥー教の島であり、むしろその宗教色の強い文化により世界から注目され、外国人が多く訪れているのである。宗教は、私の研究するテーマの中でも最も重要なものであり、バリヒンドゥーの人々がイスラム大国のまっただ中で、どのような生き方をしているかが、この旅行のテーマでもある。また、バリはビーチと宗教文化と芸術、おまけに美しいビーチとジャングル、3000m峰まである火山の島としても有名な観光地でもある。そのため、インドネシアでも様々なインフラが整っていて、高山のある島なので地理的にもわかりやすい。都市や観光地のスポット旅行は得る者が少ないので、以前からレンタルバイクによる旅行を考えていたが、その最初の試みの旅行としても適しているのである。しかし、インドネシアは国際免許が使えないという問題があった。ということで、今回の旅行は前半は、ウブド中心の観光とデンパサールでの免許取得、後半はバイクツーリングの旅行となった。
○ インドネシア・バリへ ・出国
・ジンバランの謎の宿
○ ジンバランからウブドへ ・ジャングル探険
・デンバサールへ
・ウブドへ
・ウブドの夜(第一夜)
○ ウブド散策 ・バナウェ着
・ウブドの夜(第二夜)
○ 再びデンパサールへ ・ウブド散策
・デンパサールへ
・宿探しと市場散策
・SIM取得への道
○ バイクツーリング1(西部) ・ウブド出発
・レンタルバイク
・ジャワ島への玄関ギリマヌク
・素朴な温泉と寺院
○ バイクツーリング2(山岳地域) ・ロビナビーチと温泉
・バトゥカウ山系
・キンタマーニ高原へ
・バツゥール山
・下山とアグン山北部の旅
○ バイクツーリング3(南東部) ・スマラプラへ
・ブサキ寺院
・ウブド周辺の寺院
○ 帰国 ・ウブドの夜(第三夜)
・ウブドからクタへ
・魚市場と国際空港
・帰国
実際のところ、運転免許をチェックされることはなく、ほとんどの外国人は無免許でバイクに乗っているようである。結果として免許取得までの4日間は無駄だったともいえる。しかし、一見安易な観光都市ウブドにディープにかかわることができて、バリの生活の基本を学ぶことができ、免許取得を通じて、行政や警察のこと、そしてバリ人の本当の都であるデンパサールをじっくり歩くこともできた。駆け足ではあったけれども山や海、寺院、温泉をも一通り巡ることができ、ツアーでバリに来た日本人とは比較にならない大きな収穫があったと自負している。