釜山の夜
前回は船の出航日を間違えて危なかったので、今回も一応、船の確認に行く。今回は高速船ビートルUで帰国の予定だ。船は間違いないようである。時刻は18時をまわり、かなり暗くなってきた。今度は夜の釜山の街を歩くことにする。
税関三叉路まで来たときのことである。ガチャーン!三叉路を曲がろうとした二台のバスが、内輪差の計算違いで、はでにぶつかったのである。目の前で交通事故を見ることは今まで時々あったが、外国でそれもバス二台が接触事故をするなんて...。ガラス等をまき散らして停まったバスを、急いで撮したのがこの写真である。
釜山の地下街は結構おもしろい店があるので、ゆっくり見て歩く。そして、日韓合作映画「2009ロストメモリーズ」(縦長のケース10500w)と「4ウォルイヤギ」(普通のCDサイズのケース5000W?)の2つの映画のCDビデオを購入した。「2009ロストメモリーズ」は、日本公開の先取りと考えて買ったのだが、その後歴史認識の食い違いからか日本ではいつまで経っても一般では上映されなかった..。実際、元祖近代テロリスト安ドングンの伊藤博文暗殺が失敗したら...日本が戦争に勝つという無理のあるストーリー(この事件で韓国併合が決定づけられたと見るのが自然)で始まるアクションとSF?は、日韓売れっ子俳優の出演という点では評価できるが結果として駄作であるといえる。もう一つの「4ウォルイヤギ」は、韓国のTVで観た気になる映画かな?と思って買ったものだが、実は日本の「4月物語」であった。といっても聞いたこともない映画だ。日本のアイドル映画を観るのは時間の無駄だと思っているので、未だに観たことはないが、日本映画+ハングル字幕なのだろう。また、韓国将棋+花札+トランプのパソコンゲームを買った。インストールできれば韓国将棋やゴーストップが思う存分できると楽しみにしていたが、結局は日本のパソコンにはインストールできなかった。
チャガルチ市場の手前で陸上にあがり、光復路あたりをうろついて、ペチュキムチとスンデとマンドゥを夜食に買い、焼酎「C1」を購入し、旅館に帰る。前回、釜山のテイクアウトにはがっかりさせられたが、今回はまあまあの肴である。恒例のドラマ大賞を見ながら新年を迎えつつ、明日の海雲台での日の出を期待して寝る。
H14.12.31-6