そのまま道を北上して国道11号に出て、チェンマイに向かう。ここで再び悩むことになった。先日温泉に行った道を左折すれば良いのだが、チェンマイに入ると同じような交差点が多く、一体どこを走っているのか分からないのである。旧市街の掘り割りを発見したら現在地がすぐに分かるのだが、結局迷いに迷って北部から旧市街に入った。左の写真をみると、アレッと思いませんか。車が右側通行している。タイの市街には、一方通行だけでなく、このように状況に応じて変化する路線があるので要注意だ。そして、何とか時間までにレンタルバイク店に到着した。これで、5日間のバイク1000kmのバイクツアー旅は終わった。さて、ナンバーの件だが、「500B」と言われただけだった。無事、帰ってきたら、感謝をこめて1000Bくらいはおいていこうと思っていたので、保証金の3000Bがかえると、1000Bを出して、「ナンバー&サンクス」と言って渡した。主人はバイクのクレームのときにはめんどくさそうな顔をしていたが、このときは、複雑な表情をした。
バイクを返すとトゥクトゥクで駅に向かう。バンコク行きの夜行列車は、午後2時50分発なのでゆっくり観光する時間はない。ということでチェンマイの旧市街はほとんど見てもいない。駅前の食堂で昼食をしっかりとる。なんと、最新型のレンタルバイクが駅前にならんでいる。着いたときは駅の裏道を通ったので気づかなかったのである。予定時刻に列車は発車して、バンコクへ向かう。