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名取の廻国満願供養塔
諸国の霊場を巡る宗教形態があることは、８８カ所霊場を巡る四国遍路などによってよく知られている。その一つに室町時代に始められたといわれる、法華経の写しを日本の６６カ所の社寺にそれぞれ納めて回る巡拝行があった。名取のウラゴエにある石碑は、この巡拝行を達成したことを記念したものである。ウラゴエとは名取から三崎へと続く旧道、大山の肩にある峠である。今はＮＴＴの中継所があり、その片隅に雑木に隠れるようにひっそりと立っている。この中継所の工事に伴ってその前を通る旧道はコンクリート打ちされているが、道というより排水路のようになってしまっている。石碑は左右に二つあり．．．． ＜製作中＞
