昔、畑に植えるものといったら餅にするあわでした。 それを餅の木種といいます。 あわはよく育ちますが、台風がきたらいっぺんにだめになってしまいました。
ところが、餅の木谷と言われていた場所には、台風のときでも風が全く吹かないのです。 だから、餅にするあわはそこだけ残っていたというのです。
今では、その谷を「餅の木谷」と言って、人々の間でに伝えられているのです。