切八まん地蔵カン

 これは二名津保育所の前にある「切八まん地蔵カン様」という観音様のお話です。
 昔、ここには昔工場があってたくさんの機織りの娘が働いていました。
その中の一人の人がとても機を織るのがとても上手な娘がおりました。
その娘は働き者で、機を毎日一所懸命織り続け、ますますきれいな織物ができるようになりました。
 しかし、ある日、その娘が急に亡くなってしまいました。
この娘の死を惜しんで、平成4年に「切八まん地蔵カン」としてこの地に祀られたということです。 そして娘の命日には世話人がお接待をしています。

  出典:二名津中学校「郷土の昔話」・・・平成4年度 田村正子(二名津72歳)伝,編集:りょうちん(5409)