仁川空港

 11:00頃、だだっ広い仁川国際空港に着陸する。機から出たところは、空港の二階で、そこからとんでもなく長い廊下が待っている。所々に歩く歩道もあるが、いけどもいけどもロビーは見えてこない。とにかく、この空港はとんでもなく広い。何の必要があってこれだけ広いのだろうとかんがえてしまう。
 やがて、やっとだだっ広い入国審査ゲートが現れた。特に問題なくそこを通過すると、一階に下りていく。後は手荷物を受け取って、税関をぬけるだけか..。以外と簡単なもんだなと一安心。韓国には公衆トイレが少ないというし、手荷物のリフトはまだ回っていないようなので、ちょっとトイレに入る。特に日本と違ったトイレでもないのだが、ふと、床に目がいった。なんと奥の大便用トイレの前には、右の写真のようにストップラインが書かれているではないか。入国審査じゃあるまいし、ジョークなのか...? 韓国では便所の前に立つのは失礼なことかもしれない...ほんまかいな。
 さて、やがて動き出した手荷物リフトの前になって荷物を待つ。しかし、いつまで経っても私の荷物は上がってこない。15分くらい待っただろうか、いい加減うんざりした頃に出てきた。次回からはこのくらいの手荷物は預けないぞ..と思ったのだった。
 まずは両替である。交換所で十万円を渡すと、その時のレートで98万Wを封筒に入れて渡された。さすがに百枚ともなると写真のように分厚い。紙質は日本のお札と比べるとちゃちだが、なんか金持ちになったような気もする。
 税関をぬけ、出発ロビーに出ると、Welcomeの青いパネルを背にずらりと並ぶ一般や旅行社やホテルの出迎えがいる。そこを抜け、こっそり100万wを記念撮影。大金を持っているのを見られると犯罪に巻き込まれるとまずいので、一万wを十枚ずつまとめて、財布やバックなど数カ所に押し込み、とりあえず十万wの入った財布を持ち歩くことにする。
 最初のお買い物に空港の売店に行く。全てハングルの印字だけの製品がずらりと並び、なんか緊張する。とりあえず必要なものは...。飲み物も食べ物も必要ないので、お金を縫い込むため?にソーイングセットを買った。空港だから日本語も通じるのだろうが、はじめてのWの支払いに気が引き締まる。..といっても値札もあるし、レジに金額が掲示されるので、全く会話は必要ないのだが...。