大邱から釜山へ
6時30分に起床。一応、今日の宿泊地は釜山としているが、せっかくだから早く出て統営まで足を伸ばそうかとも考えていた。しかし、統営行きのバスは6時30分発である。ということで統営行きはやめて、釜山を目的地とする。となると、時間にはゆとりがあるので、映画なんかを観ながら荷物をゆっくり整理する。
9時過ぎに旅館(写真右)を出てターミナル前の食堂(左写真)で朝食とする。飲んだ明くる日の朝はヘジャンクといきたいが、その食堂にはない。仕方なく「定食」3500w()を注文する。このようなところの定食は安くて手頃なものが予想される。写真のように焼き太刀魚、煮豆、いりこの甘煮、キムチ類のほか、なかなかおいしい鱈のスープとムルキムチなど、さっぱりして栄養もあって朝食には最適であろう。
ターミナルに行き、釜山までの切符を買う。今回は右写真の自動販売機に挑戦。8300wの切符を難なくゲットする。10時発、釜山行きのバスに乗り込む。バスに乗ってしばらくすると、隣にハルモニが乗ってきた。シートベルトの指示があるが、まごまごしている。そこで、ハルモニのシートベルトをセットしてあげた。お年寄りには親切にしなくちゃ。3〜4つの停留所を経由して2時間、12時に釜山の地下鉄沙上駅に隣接した左写真の西部市外バスターミナルに到着した。
明日の昼前、金海国際空港からのフライトになるので、釜山の西部の地下鉄駅近く、洛東川を渡って空港へ向かう亀浦橋の近くの亀浦駅あたりに宿を取る計画であった。ということで、地下鉄で亀明駅を目指す。駅に着き、陸上に出てがっかりした。周りは高層住宅街で、宿泊施設どころか店すらほとんどない坂の上であった。強力な日差しの下、地図とにらめっこしてどうするか考えてみる。結局、亀浦駅の方に向かってみることにする。韓国の国鉄駅は、必ずしも街の中心ではないが、もしかしたら旅館の一つでもあるかもしれない。
ところが、駅が目視できるわけでもなく、道がわかりにくい。とりあえず、方位を定めて駅の方に下っていくことにする。全くの普通の道や路地をぬけていうと、KRの線路らしきものが前方に見えてきた。そして、駅は向こう側なので、何にもないところなのだが、モーテルと旅館を数軒発見した。その前に線路をまたぐ歩道橋もあるではないか。すなわち、駅前に簡単に行ける位置にあるわけだ。歩道橋を渡り、亀浦駅まで行く。駅の周りにも宿泊施設がほとんどないのを確認して、再び歩道橋を渡り、ベージュ系の派手なモーテルに入っていく。他の旅館にはクーラーがなさそうなので、そこを選んだのである。
都市のきれいなモーテル(写真の右の建物)なので高いかと思ったが、3万wであった。お金を渡すと308号のキーを渡された。エレベーターもあり、部屋は豪華な丸ベット。天井にファンもあるし、ミネラルウォーターの給水器(熱湯も出る)さえある。そういえば、フロントの窓も小さいし、駐車場の目隠しもあるので、日本のモーテルと類似したものかもしれない。横になって、テレビをつける。するとドラマ「ハッピートゥゲザー1話」を観る。懐かしいので最後まで観てしまう。そして、15時20分、釜山の街に繰り出すのであった。
地下鉄への道はだいたいわかるが、一応フロントに聞いてみる。するとアジュマが出てきて、外にまで出て丁寧に説明してくれる。西面の乗り換えまでも説明してくれるが、抱いている犬がほえたてて、通行人もおびえるので、メモしてもらった。モーテルから出てわかったのだが、歩道橋から地下鉄亀明駅までの最短距離の道のあちこちには、道案内のパネル(写真のように亀のイラストなんかもあってしゃれている)が貼ってある。その道は、路地を縫うように歩くことになるのだが、おかげで迷うこともない。途中にあるスーパーなんかもチェックして、亀明駅に向かっのである。
そのまま地下鉄釜山中心部へ向かった。
2003 08/19