バンコク  

  1月7日 午前6時50分 バンコクファラムボーン駅到着。
 今日はバンコクの行ってなかったところや、やり残したことをできるだけ行う日だ。まず、中華街を散策し、チャオプラヤ川の連絡船に乗る。船にはいろいろな色の旗がたっていて、それでどこに止まる船かが分かる。連絡船は車掌のような人がいて、ブリキの缶にお金をじゃらじゃらさせながら運賃を集めて回るが、無視して無賃乗船している人も多いようだ。私も最初のときはどこで運賃を払うのか分からず、無賃乗船してしまった。2度目は、その車掌みたいなおばちゃんに声をかけて、支払いをさせて貰った。お金を払うと切手大のチケットのような物を貰う。
 次に国立博物館に入り、王宮公園をぶらつき、再び船で移動する。そしてBTSと地下鉄を使い回して、ムエタイを観に行く。地下鉄駅では必ず荷物チェックがあり面倒だが、どうみても形式的なものだ。実際帰国後、爆弾を大量に作って保管していた輩が捕まっている。

 ムエタイの試合は16〜20時である。ルンピニー・スタジアムは、冷房の効いていないファンの回るスタジアムで、活気と様々な人の人生が見え隠れする独特の雰囲気がある。初めのうちはほんの少年の殴り合いだが、メインイベントはさすがに迫力もある。グラブなしの型の試合もきれいだ。場を盛り上げ、祈りの伴奏をする演奏家達、テレビ撮影や現地でのばくちは、前半の予測しにくい試合が盛り上がっている。特等席なので選手の控え室にも入っていける。娯楽の増えた現代では、ムエタイも生き残りが大変だ。今では3F席は使われず、客席も半分くらいである。
 この日は、泥棒市場も開かれる。地下鉄に乗って駅に向かい、中華街あたりの屋台で腹ごしらえをする。そこから泥棒市場を見てまわる。まさに何でも市だ。そんなことをしている内に夜も更けてきた。そろそろバンコクともおさらばの時間だ。電車で空港に向かう。空港では残ったバーツを処理し、それでも残ったお金でおみやげを買う。本当に空港の品物は高い。

1月8日 帰国 エピローグ  深夜1時、飛行機に搭乗し福岡へ向けて出発する。 午前7時過ぎ、無事福岡空港に着陸する。


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